システムを構成する4つのロジック(業務ロジックA,B,リソース, エンジン)は、
下記方針を実現する為に、最適に配置されています。
- リソース情報の分離
- 多機能カラム情報
- 画面/機能のモジュール化
- 汎用オブジェクトによる拡張性
1.リソース情報の分離
ラベル、メッセージなどの国際化対応の項目や、カラム定義、画面定義、ユーザー定義、
システム定義など、定義情報をリソースとして画面開発と分離しています。
これにより、基本設計時にデータベース定義情報を利用して基本的な画面を短期間で
作成することが可能です。しかも、全画面において基本情報はすべて考慮されている
状態になります。(『短納期志向』)
その後、必要な画面を必要なだけ、機能アップしていけば、『効果的な開発』が、可能になります。
2.多機能カラム情報
データベースのカラム名をオブジェクト化し、多機能情報を与えることにより、
select文を記述する(『業務ロジックA』 )だけで、基本的な画面を作成することが出来ます。
カラム情報は、先のリソース情報で与える為、画面設計時には、詳細指示を出す必要が
ありません。また、開発途中で、機能強化を行う場合も、リソース情報を書き換えるだけで、
全画面に対してその機能を有効にする事が可能になります。
簡易的なカラムチェックは、多機能カラム情報を利用している為、業務ロジックAやBには、
本流の流れのみを記述できます。
多機能ラム情報は、SQL文(SELECT PN,CDK,NM FROM RK08 ) や、ColumnTag の
name属性の『CDK』 というカラム名より、カラム情報が自動的に集められて、
多機能カラムオブジェクトを構築します。
3.画面/機能のモジュール化
画面(『業務ロジックA』)は、画面IDと、実フォルダが仮想的に対応しています。
そのため、フォルダ毎に画面を開発していくことで、フォルダのコピーによる機能追加や、
他の画面を修正せずに、顧客対応のカスタマイズが可能になります。
また、画面系のロジック(『業務ロジックA』)と、業務系のロジック(『業務ロジックB』)
も分かれているため、各々の機能をモジュール化しておくことで、カスタマイズが容易になり、
基幹業務を流用することが可能になります。
4.汎用オブジェクトによる拡張性
Webエンジンは、汎用オブジェクトインターフェース( Query、View、DBTableModel、
Renderer、Editor、DBType など)を用いて開発しています。そのため、各インターフェースを
継承したサブクラスを作成するだけで、容易に新機能を実装することが可能です。